2024年4月施行!交際費の税制改正で変わる経費計上と節税対策

税務情報

2024年4月、交際費の税制改正が施行されました。改正内容を理解し、税務申告で経費として認められるためのポイントを押さえれば、節税対策ができます。本記事では、改正内容をわかりやすく解説し、経費として認められる条件を詳しく説明します。

交際費の税制改正の概要

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交際費の税制改正を理解するために、以下の点を理解しておきましょう。

  • 交際費とは?
  • 改正の目的
  • 改正後の主な変更点

それぞれ説明します。

交際費とは?

交際費とは、企業が取引先や株主など事業に関わる相手に対して行う、接待や供応、贈答などの費用を指します。具体的には、以下のようなものが含まれます。

  • 取引先との接待ゴルフ
  • 忘年会・新年会
  • 顧客への贈答品
  • 株主総会後の懇親会
  • 従業員旅行(一部)

交際費は、会社の利益を生み出すために必要な活動の一環として認められるため、経費として計上できます。しかし、近年では企業による不正経理や脱税問題が相次ぎ、交際費の税制改正が実施されました。2024年4月から施行された改正では、経費計上のルールが大きく変わりました。改正後のルールを理解し、適切な経費計上が重要です。

改正の目的

2024年4月より施行される交際費の税制改正は、大きく2つの目的を掲げています。1つ目は、地方経済の活性化です。近年、地方経済は人口減少や高齢化の影響を受け、活力を失いつつあります。この改正では、地方の企業間交流を促進し、地方経済の活性化を目指します。2つ目は、中小企業の負担軽減です。中小企業は、大企業に比べて交際費の占める割合が大きいため、今回の改正による恩恵を受けやすいと考えられます。詳しくは、財務省のホームページで確認してください。

改正後の主な変更点

2024年4月から施行される交際費の税制改正では、以下の点が変更されます。

飲食費の損金不算入範囲外の上限引き上げ 1人あたり5,000円以下だった飲食費の損金不算入範囲外の上限が、10,000円以下に引き上げられる
特例の適用期限延長 「接待飲食費にかかる損金算入の特例」および「中小法人にかかる損金算入特例」の適用期限が3年間延長

詳細は、国税庁のホームページで確認してください。

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交際費を経費計上するための条件

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交際費を経費計上するためには、以下の点を理解しておきましょう。

  • 3つの要件
  • 接待交際費の上限額

それぞれ説明します。

3つの要件

交際費を経費として計上するには、以下の3つの要件を満たす必要があります。

事業との関連性 事業の収入を得るために必要かつ合理的な支出である
金額の妥当性 事業規模や業種、交際相手との関係性などを考慮して、妥当な範囲内である
証拠書類の保存 領収書や日付、場所、参加者、目的などを記載した証拠書類を保存する

要件を満たしていない交際費は、経費として認められない可能性があります。改正後のルールを理解し、適切な節税対策を講じておきましょう。

接待交際費の上限額

接待交際費は、いくらでも自由に経費として計上できるわけではありません。企業規模によって上限額が定められており、超える分は損金不算入となり、法人税の課税対象です。企業規模別の上限額は、以下のとおりです。

企業規模 年間の上限額 上限額の算出方法
個人事業主 なし 全額
資本金1億円以下の中小企業 800万円または接待飲食費の50% 800万円まで全額、または接待交際費の50%
資本金1億円超の大企業 接待飲食費の50% 接待交際費の50%

上記はあくまで上限額であり、全額が損金算入されるとは限りません。接待交際費は、事業との関連性や支出内容などを明確に証明する必要があります。領収書のような証拠書類をきちんと保管するように意識しましょう。

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2024年4月に施行される税制改正により、交際費の経費計上が変わります。節税対策のためには、改正内容を理解し、適切な対策を講じることが重要です。

経費として計上できる交際費の範囲を理解する

改正では、交際費の損金不算入額の計算方法が変更されます。主な変更点は以下のとおりです。

  • 接待飲食費の上限額が、従来の5,000円から10,000円に引き上げられる
  • 中小企業の場合、年間800万円までの交際費は全額損金算入可能となる
  • 接待交際費の「少額交際費」の定義が変更され、1人5,000円以下から1人10,000円以下となる

これらの変更により、より多くの交際費を損金算入できるようになる可能性があります。

交際費の支出を明確化する

交際費を節税対策として活用するためには、支出の明確化が重要です。

  • 接待の目的を明確にする
  • 接待の規模を必要最小限に抑える
  • 接待の費用を適切に計上する

これらの点を意識し、交際費の支出を明確にしましょう。

経費として計上できない交際費を減らす

改正後も、以下の交際費は経費計上できません。

  • 贈答品
  • 寄付金
  • 娯楽費

節税のポイントは、改正内容を理解し、適切な対策を講じることが重要です。詳しくは、国税庁のホームページで確認しましょう。

まとめ

税制改正された点を理解しておかないと、税務調査で指摘される可能性もあります。また、経費計上できるものとできないものを理解しておけば、適切に節税対策できます。本記事の内容を参考に、改正内容を把握し、経理業務に活かしてください。

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