不動産の売却をしたいけど、どこの不動産会社に頼むのがいいか迷っている方も多いと思います。この記事では、不動産会社の具体的な選び方と、大手不動産会社と中小不動産会社の特徴について解説します。相性の良い会社を選ぶことができれば、次の資産運用の資金として元手を増やせるでしょう。
不動産会社の選び方
不動産会社選びは、不動産の売却を進めるうえでとても大切です。しかし、どんな不動産会社が自分に合っているのか、短期間で高値で売ってもらえるのか見極めるのは難しいでしょう。ここでは、良い不動産会社の具体的なポイントを解説します。選び方の参考にしてください。
営業担当者が誠実かどうか
仕事ができる担当者とは、具体的にどのような人物像を想像しますか？反応が速い、仕事が丁寧、話を聞いて思いをくみ取ってくれる、利益を考えてくれるなど、さまざまあるでしょう。これに加えて、不動産の動向を勉強している、営業地域への熱意があることも大切です。つまり、顧客や不動産、仕事に対して誠実な担当者がついてくれるかどうかは、不動産会社を選ぶうえで重要なポイントです。
物件があるエリアに詳しいか
地域ごとに売れやすい物件、売れにくい物件があります。ニーズが地域ごとに異なるためです。不動産会社を選ぶ際は、地域ごとの特性を理解している会社を選ぶべきです。特に、売却したい物件があるエリアに精通しているかどうかが大切です。
物件と同様の物件の実績が豊富か
不動産会社には、それぞれ得意分野と不得意分野があります。賃貸と売買の両方を取り扱っている不動産会社がほとんどですが、どちらがより得意なのか調べましょう。今は、ホームページで調べることもできたり、売却実績を直接見せてもらったりもできます。
査定額に根拠があるか
査定をしてもらうと、高い査定額を提示してくれる不動産会社があります。その査定額の根拠が、納得できるものか他社と見比べましょう。査定額の目安になる地価や売却相場は国交省のホームページや地価マップなどを使って自分でも調べることができるため、ある程度事前に調べておくのも判断材料の一つになります。
インターネット広告に力を入れているか
近年、不動産を探す手段はインターネットが主流になってきました。SUUMOやホームズなどのポータルサイトには、毎日多くの物件情報が掲載されています。大手ポータルサイトに掲載された物件は、多くの人の目に触れることとなり、買い手も付きやすくなります。インターネット広告に写真を多く掲載していたり、周辺のイメージが湧きやすい写真を掲載している不動産会社を選びましょう。
不動産売却するなら大手？中小？どこがいい？
不動産を売却したいとき、大手不動産会社か中小不動産会社かどちらが良いかは、一概に決められません。大手・中小どちらにもメリットとデメリットがあるため、売却する物件によって適した会社の規模は異なります。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを解説します。それぞれの特徴を知り、売却する不動産に適した会社を見つけましょう。
大手不動産会社のメリット
大手不動産会社の主なメリットは、以下のとおりです。
- 信頼感がある
- サービス内容が充実している
- 顧客数が多い
- 広告宣伝力がある
大手不動産会社は、ブランド力という信頼と実績が大きな魅力です。スタッフの接客レベルも安定しています。無料サービスを提供している会社も多く、必要なサービスを行ってくれる会社を選ぶのも一つです。全国に顧客を抱えているだけでなく、テレビやCM、雑誌などのメディアを使った宣伝力は圧倒的です。インターネット広告やSNSなどに力を入れる会社も増えており、買い手が付きやすい要因になっています。
大手不動産会社のデメリット
大手不動産会社の主なデメリットは、以下のとおりです。
- 仲介手数料の値引きがしにくい
- 一人にかける時間が少ない
- 担当者によって知識に差がある
顧客が多いと、一人一人の顧客と丁寧に関わることには限界があります。そのため、対応が冷たく感じたり、物足りなく感じたりする可能性があります。また、担当者によって知識や熟練度に差があることもあり、スタッフの多さがかえって不満点になることもあるでしょう。
中小不動産会社のメリット
中小不動産会社の主なメリットは、以下のとおりです。
- 地域の相場に強い
- 見込み客をもっているかも
- 親身に相談に乗ってもらえる
中小不動産会社は地域密着型の会社が多く、地域の情報や住人との信頼関係が構築されている会社が多い傾向にあります。不動産を探している人をピンポイントで知っている可能性も大きいです。また、売主の利益が会社の信用や評判などの利益につながります。そのため、一人一人の顧客を大切にする会社が多く、親身に相談に乗ってもらいやすいだけではなく、売主の利益を考えてくれる傾向にあります。
中小不動産のデメリット
中小不動産会社の主なデメリットは、以下のとおりです。
- 顧客数が少ない
- 認知度低い
中小不動産会社は、それぞれに得意分野が顕著です。そのため、各社、営業スタイルや実績などにばらつきがあります。また、大手に比べると、営業しているエリアに限りがあるため顧客数が少なく、宣伝広告にかける資金面でも差があるため、認知が広まらない傾向です。認知度が低いと、目に留まる回数が減るため、売り手にとってはデメリットです。
不動産売却したいときは一括査定がおすすめ
一括査定とは、複数の不動産会社に査定を同時に申し込むサービスで、インターネット上の不動産ポータルサイトを利用すれば、自宅や好きな場所からいつでも簡単に無料で申し込めます。わざわざ足を運ばなくても、各社を比較検討できるのが大きなメリットです。
まとめ
不動産売却をする時、大手か中小かどちらが良いと決めることはできませんが、複数の不動産会社を比較することが大切です。担当者との相性は実際に会って話すのが良いでしょう。しかし、複数の会社を短期間で回ることは労力がかかるため、一括査定をしてみるのもおすすめです。
不動産関連でお悩みの方は「佐久間会計事務所」で気軽にご相談ください
佐久間会計事務所では、クライアント数は1,000社を超え、クラウド会計の導⼊や、経理の効率化の⽀援、不動産オーナー様への⽀援、相続税申告や、2次相続対策も含めた⽣前対策など、税務だけではない、幅広いお困りごとに対応しています。
また、適切なサービスを提供するためお客様と面談後、会社の状況をしっかりお伺いした上で、お⾒積書を提出しますので、お気軽にご相談ください。
コメント